フランス留学


体験談

 

なぜ留学?

 

僕がフランス留学を決意したのは大学四年の2019年6月末です。

 

ずっと留学してみたいな〜って気持ちはあったんですけど金銭的な問題などで諦めていました。代わりに大学を休学して現地で働くことができ、割と自由がきくワーキングホリデーを取ってパリで1年間暮らしてみようかなと考えていました。

 

そのことについて知り合いの大学教授に相談に行きました。その時がまさに6月末です。

 

ワーホリ?フランス語を学びたいんだよね?絶対留学がいいよ!

 

と言われた僕はあっさり留学を決意。

 

そもそも鼻っから留学は高いと決めつけてただけってこともここで知ることになります。1年間の語学留学でかかる費用は60万円(週15時間)と思ってたより随分安かったです。正直バイトをしている学生なら自分でもどうにかなる額ですよね。

 

しかし!お気づきの方も多いかと思いますが既にほとんど7月。

 

フランスの大学が始まるのは9月なので準備までに本当に時間がありません。それまでに入学する大学を決めて、ビザや様々な準備が必要です。

 

日本出発までの流れを体験談を交えて簡単に説明していきますので留学を考えてる人は是非参考にしてみてください。

 

(ちなみに僕は英語が少し話せる程度で全くフランス語が話せません。)

 

 


留学準備

 

9月の出発までに時間がない僕はフランス政府が運営しているアンスティチュフランセ東京(Institut français du Tokyo)に連絡して急いでカウンセリングの予約を取りました。留学をサポートしているエージェントはたくさんありますが高額だったり様々な理由でフランス大使館も利用しないことを推奨していますので留学を考えてる際はアンスティチュフランセを利用しましょう。

 

まずスタッフの方と相談をしながら留学先を決めていきます。アンスティチュフランセで扱っている受け入れ先の学校はどれもフランス政府公認の質の高い授業が受けることが学校なので安心してください。

 

実は非公認の学校だとビザが却下されてしまうこともあるそうなので個人で留学準備を考えている人は気をつけてください。

 

僕は1年間の留学を希望でしたので必然的に長期プランのあるパリカトリック大学(ILCF)を選びました。学校が決まったらまずすぐに大使館のビザ申請予約をしましょう。7月の1週目の時点で既に一番早くて8月19日からの予約しか空いていませんでした。

 

学校とのコンタクトは全て代行してくれるので案内に従って年間の学費を銀行で振り込んで入学証明書が送られてくるのを待つだけです。送られてきた入学証明書が原本でないとこの後のキャンパスフランスでの面接の際に支障がでますの注意が必要です。

 

※全て個人で準備をされてる方は着金確認までに時間がかかるので銀行で振り込んだ証明書を貰ったらそれを先にその写真などを受け入れ先の学校に送って証明書の発送を催促するのがオススメです。

 

7月10日にお金を振り込み入学証明書が送られて来たのは8月1日でしたので3週間近くかかりました。その間にキャンパスフランスでの面接、ビザ申請で使う書類を集めていきましょう。経済証明書はビザ申請日より1ヶ月以内に発行された英文で作成されたユーロ建てのものでないとダメなので銀行に行く際は注意してください。窓口で急を要することを伝えると一週間以内には発行してくれると思います。ちなみに僕は三井住友銀行を利用しました。

 

大学生の場合は在学証明の他に高校の卒業証明書も英文で発行してもらう必要がある為母校に電話をして手続きの手順を確認してみてください。僕は高校も大学も東京なので手間ではなかったのですが上京されてる方とかにとってはこれが少しめんどくさいかもしれないです。

 

・受け入れ先の入学証明書

・大学の在学証明書(英文)

高校の卒業証明書(英文)

・銀行の残高証明書(英文)

 

前もって準備する必要があるのはこの4つです。

これが揃えばもうビザの準備も半分終わったようなものです笑

 

その後は入学証明書、在学証明書、卒業証明書、証明写真(デジタルデータ)、パスポートをキャンパスフランスのオンラインフォームにアップロードして個人情報や留学動機の1500文字作文(英文か仏文)を記入したらいよいよ面接です。面接はビザ申請日と同日に予約すると一回フランス大使館に行くだけですむのでオススメです。

 

作文は絶対自分の力で書きましょう。語学レベルの詐称がバレるとビザが却下される可能性が大です。

 

 


キャンパスフランス面接

 

予約が一杯で僕はビザ申請と同日ではなく別の日に面接に行ってきました。

 

場所はフランス大使館です。持ち物はオンラインフォームに提出した書類の全ての原本です。証明写真やパスポートは必要ありません。

 

印象としては面接というよりは面談でした。服装などもラフな格好で大丈夫です。僕の担当の方は若い男性(多分ハーフ)ですごくいい方で緊張せずに話せました。

 

面接で聞かれたことは..

何で留学したいのか

大学で学んでいること

将来フランス語をどう活かしたいか(必要なのか)

留学先で働く意思はあるか

このくらいだったと思います。大体15分ほど終わりました。

 

でもこれで全て終わりじゃないんです!(想定外でした)

 

質問が終わるとスタッフの方に最後にフランス語で自己紹介と軽く会話をしてくださいと言われました。フランス語が話せない人は日本語か英語使えばいいと聞いていたのでめちゃくちゃ焦りました。

 

フランス語を一切学んだことがなかったので自分の名前や趣味などを少し話しただけでフランス語の質問にはほとんど分かりませんでした。ここで話せなくてもビザ審査に影響しないとのことですが不安になると思うのでフラ語がまだ話せない人は少し勉強や対策をして行きましょう。

 


ビザ申請

 

キャンパスフランスでの面接が終わったらいよいよビザ申請です。必要書類を全て大使館で提出するだけです。

 

フランス大使館の職員は態度が悪いとよくネットで書かれていますよね?自分もそれをすごく心配していたのですが…どの職員も笑顔で明るい印象でした笑 少なくとも学生には優しいと思うのでネットの情報は鵜呑みにしなくて大丈夫です。

 

ここでは面接などは一切なく書類を提出して生体認証の登録とビザ用の写真を撮影するだけでした。

 

待合室では自由に飲める水なども設備されていてリラックスできると思います。

 

帰る際には留学楽しんできてくださいねと言ってくれました!

 

書類の不備で地方から来たのに帰ることになっている人を何人も見かけたので注意してください。ここで不備があると再度予約を取る必要があるので出発に間に合わなくなってしまうこともあります。僕は9月8日東京発の便を取っていたので不備があったら絶望的でした笑

 

申請の際に50€相当の日本円を払う必要があるのですが最悪お釣りを貰えるのでおおよその金額を準備して行けば大丈夫です。なるべく小銭などを多めに持っていくとスムーズに支払えると思います。

 

 


ビザ審査結果と感想

 

無事にビザ貰えました!

 

8月19日に申請を行って8月22日の朝にビザが届きました。

 

結果が分かるまでに1週間〜10日程かかると聞いていたのでこれには驚きでした笑

 

ネットで検索しても2011頃以降学生ビザに落ちたという記事が見つけられないことからも最近ではフランス政府公認の学校を選んできちんと書類を出せばビザが却下されることはないのかもしれないです。

 

しかもフランスは今、留学生の受け入れ数を増やすことに特に力を入れています。全世界受けれ数トップ3に返り咲く為に本腰を入れているらしいのである意味留学希望の方は今はチャンスかもしれないです。

 

聞いた話しだと昔人気のあったソルボンヌ文明講座の長期留学は今授業の質等で少し問題視されているらしく申請の際にあまり良い印象を受けられないそうなので気をつけてください。

 

僕もビザ申請についてたくさんのブログを読ませてもらったのでこの記事が少しでもこれから留学をする方の支えになれたら嬉しいです!


 

実は!!!

 

この後ビザを留学前に遊びに行ったバルセロナで盗難にあい…

ビザをフランスで再発行する方法(実質不可能)、滞在許可証の作成、注意点に関してはここでまとめていきます。

 

僕が撮影したファッションウィークやパリの日常も時々 Paris/Photos でアップしてるのでよかったらチェックしてみてください!

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